アルコール依存症や様々なアルコール関連問題の解決には、当事者だけでなく社会全体がアルコール依存症やアルコールの害に関する正しい知識を得なければなりません。
この目的で、2013年に成立したアルコール健康障害対策基本法で、断酒宣言の日(11月10日)を起点とした「アルコール関連問題啓発週間(11月10日~16日)」が定められました。お酒の害に悩み苦しむ本人や家族の支援と社会的偏見の解消に向けて、国民全体の理解を目指しています。
厚生労働省は毎年、アルコール関連問題啓発のためのポスターを制作しています。
今年度のポスターを紹介します。
「知っておこう飲酒の〇×」、「やってみよう純アルコール量計算式」として
アルコールについて、〇×クイズになっております。また厚労省では純アルコール量と分解時間が計算できる「アルコールウォッチ」というツールも作成しました。分解時間を知ることで、翌朝を考えて飲酒量を控えたり、飲酒運転防止にも役立つことを目的にしています。
https://izonsho/mhlw.go.jp/alcoholwacth/
(ポスターにも二次元コードが入っています)
断酒会では、啓発期間中、各地域で以下の行事を実施します。
◎全国一斉街頭キャンペーン
(厚生労働省・警察庁後援)
期間11月1日~11月30日
「アルコール依存症の早期発見・早期対応、継続支援」と「飲酒運転根絶」をスローガンに、全国主要都市で啓発チラシ、ティッシュの配布を行います。
◎アルコール関連問題啓発フォーラム/セミナー(厚生労働省後援)
期間11月1日~11月30日
詳細は、全断連までご照会ください(03-3863-1600)
「アルコール依存症からの回復の祭典!!」である全国大会が10月13日(日)大阪府堺市のフェニーチェ堺において2000人弱の参加者を集め盛会のうちに終了した。
主催:堺市・公益社団法人全日本断酒連盟
主管:一般社団法人大阪府断酒会
後援:厚生労働省、公益社団法人日本医師会
テーマ:「断酒新生」
A new and different way of without Booze
令和7年度は愛知県名古屋市で第62回全国(愛知)大会を開催します。
全日本断酒連盟は、お酒で悩んでいる本人とその家族をはじめ周囲の方々の相談に応じ、本人が飲酒の害から回復し、酒のない新しい生活を始めることで、社会の信頼を回復できるよう支援する団体です。
「アルコール健康障害対策基本法」に基づく基本計画の実施に向けて、その地域展開が進んでおります。断酒会は自助団体に課せられた負託に応えるため、各地域で社会の人々に支援の輪を広げていかなくてはなりません。これまでの活動費用は会員の会費により賄ってまいりましたが、これからは、多くの法人、医療機関、ならびに個人の皆様からの深いご理解と財政面でのご支援をいただくことが不可欠であると考えております。
このような趣旨から、全日本断酒連盟賛助会員の制度をご紹介し、皆様のご賛助をお願い申し上げます。